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AGA治療で「効果がない」と後悔する7つの原因と満足する人の特徴

  • 公開日:2022年10月3日
  • 更新日:2024年5月10日

AGA治療で「効果がない」と後悔する7つの原因と満足する人の特徴

AGA治療について調べていると、ネットには「効果がない」「後悔した…」などの声もあって不安に思われている方もいるかと思います。そして、なぜ後悔したのか、効果がなかったのか、気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
薄毛治療に興味はあるものの、なかなか踏み切れない。そんな方のために、ここでは、AGA治療で後悔してしまう理由とともに、効果に満足した人の特徴や治療のリスク等の情報をまとめました。薄毛治療で後悔しないために、ぜひお役立てください。

このコラムを監修した医師

岩崎衛 医師(スマイルAGAクリニック 八重洲院 院長)

スマイルAGAクリニック 八重洲院 院長

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事前に知っておきたいAGA治療の目的と効果のリアル

AGA治療でまず気になるのは、治療効果かと思います。実際に期待できる効果と自分が望むイメージが合っていないと「効果がない」と後悔することにもなりかねません。
そもそもAGA治療は、AGA(男性型脱毛症)で極端に短くなってしまった毛髪の成長期を正常に戻し、毛根をできるだけ太くすることを目指す薄毛治療です。正常であれば2~6年ほど続く毛髪の成長期ですが、AGAになると数か月~1年になり、成長して長く太くなる前に抜け落ちてしまいます。これを正常に近づける適切な治療を毛根の根本に存在する毛母細胞が死んでしまう前に行うことが、効果を得る大前提となります。
その結果、得られたAGA治療の効果がこれらの症例です。

AGA治療の症例

AGA治療の症例

治療名 AGA治療薬(内服・外用)+メソセラピー
治療にかかる費用 ¥24,300 ~ ¥198,000/1回 【モニターをご希望の方はこちら】
副作用 【フィナステリド内服】胃部不快感、性欲減退、勃起不全、精子減少、睾丸痛、唇や顔面の腫れ、じんましん、発疹、肝機能障害
【ミノキシジル内服】多毛、血圧低下、浮腫、頭痛、吐き気、嘔吐、動悸、心拍数の増加、倦怠感、眠気、体重増加、白血球減少、血小板減少症
【メソセラピー】赤み、熱感、腫れ、初期脱毛、内出血
※これらの副作用が必ず起こるわけではありません。

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AGA治療で「効果がない」と後悔する7つの原因とは?

AGA治療で効果がなかったと感じている方のコメントをネットで見ていると、下記のような意見が見受けられます。

  • 費用が思ったより高かった
  • もっとすぐ生えてくると思っていた
  • もっといい治療法があったんじゃないか

そんな風に後悔している人も少なくないようです。こういった失敗の背景には次のような原因が考えられます。

①効果が目に見える前にAGA治療をやめてしまった

まず知っておかないと後悔してしまうのが、AGA治療は長期的スパンを想定すべき治療だということです。前提として、治療を初めて1ヵ月くらいでは、変化はほぼ感じません。数ヵ月~半年ほどしないと髪の毛が目に見える太さや長さまで成長するヘアサイクルにはならないため、その間は効果がないと思ってしまう人が多いのです。
さらに治療開始10日後くらいから1~2ヵ月までは、初期脱毛といって抜け毛が増えることもあります。治療過程での正常な反応ではあるのですが、治療が逆効果になっていると不安に陥り、自己判断で治療をやめてしまうことも…。
しかも、AGAは進行性の脱毛症です。治療をやめてしまうと薄毛が悪化する可能性は極めて高いと言えるでしょう。

正常なヘアサイクルとAGA治療1ヵ月後のヘアサイクルの違い

正常なヘアサイクルとAGA治療1ヵ月後のヘアサイクルの違い

②治療方法が自分に合っていなかった

AGAの進行具合の診断には「ハミルトン・ノーウッド分類」が世界的な指針として用いられています[1]。薄毛のパターンと進行レベルで細かく分類されており、AGAがどの程度進行しているか、AGA治療自体が有効なレベルかどうかの判断に役立ちます。

AGAの進行パターン

AGAの進行パターン

ただ、治療法は患者様のご希望やなりたい理想、または体質によって異なります。治療をきちんと継続しているのに効果を実感しない場合、治療方法が適切ではなかったという原因が疑われます。

③個人輸入した治療薬を使用していた

偽造医薬品の特徴治療薬である「ミノキシジル」「フィナステリド」[2]は、個人輸入で手に入れることができます。ただ個人輸入の場合、それが本物かどうかの判別は極めて困難で、偽造医薬品を購入してしまうこともあり得ます。偽造医薬品は、表示成分が含まれていない表示量が違う(不純物の混入含む)などの特徴があり、もし個人輸入した治療薬が偽物だった場合、効果がないのにもうなずけます。
そればかりか、深刻な副作用や健康被害を引き起こしかねません。そうなっても国の救済措置「医薬品副作用救済制度」を利用できないので注意が必要です。

偽造医薬品の特徴

④治療薬を正しく使用していなかった

薬の服用間隔と効き目AGA治療薬だけのことではありませんが、薬は正しく使用しないと本来の効果は期待できません。よくあるのが、飲み忘れです。服用の間隔が空いてしまうと、例えばAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)生成を抑制する効果をきちんと得ることができません。逆により高い効果を出そうと多めに服用したり、飲み忘れた分をまとめて飲んだりするのも、副作用のリスクが高まるので厳禁です。治療期間が長く毎日面倒かもしれませんが、医師から指示された正しい用法・用量で服用しないと、せっかく始めたAGA治療に後悔することになってしまいます。

薬の服用間隔と効き目

⑤クリニック選びを失敗した

ネットなどの広告で良いと思ったり、知名度の高いクリニックなら安心という理由で、クリニックを決める人もいるでしょう。ただ後悔したくないなら、しっかり比較・検討すべきです。専門性や症例数や実績はもちろんですが、治療前のカウンセリングだけでなく、通い始めてからもしっかり相談できるクリニックであるかどうかは、治療を左右する大切な要素です。治療提案の説明に納得できないまま開始したり、効果が見えない期間や変化が分かりづらい時に相談できなかったりすると、挫折してしまう恐れがあります。クリニックが提示する費用の面でも同じです。納得できる価格でなければ、負担が大きく治療をやめてしまうことになりかねません。
クリニックでなく育毛サロンでの治療を検討している人もいるでしょう。ただ、育毛サロンは医療機関ではなく、頭皮ケアはできるかもしれませんが、薄毛の状態から発毛するのは難しいかと考えます。発毛効果の薄いケアを行っている間にAGAが進行してしまい、後悔する方もいます

⑥そもそもAGAではなかった

AGAのための治療ですから、AGAでなければもちろん治療効果はないでしょう。AGAは短期間で薄毛になるわけではありません。時間をかけて徐々に薄毛になっていく特徴があります。そのため例えば「1ヵ月で急激に抜け毛が増えてハゲた」というようなケースは、AGAではまずないでしょう。
AGAと思い込んで個人輸入の治療薬を使用している場合に考えられるケースです。治療を開始する前にクリニックを受診し、薄毛の原因を特定する必要があります。

▷【参考】AGAかどうかセルフチェックができるコラム

【後悔しないためにはAGA治療のデメリットを予め把握しておくことも大切】

医療行為である以上、どんなに安全性が高いとされている治療だとしても、必ずリスクはあります。このような、考慮すべきデメリットをしっかり把握せずに治療を受けてしまうと、後々後悔することになります。
治療を受ける際に医師からも説明があると思いますされますが、大きくは次の3つです。

<副作用によるデメリット>
治療には、必ず副作用のリスクが伴います。治療としてご提供している以上、決して頻度は高くないのですが、可能性がゼロではないことはご理解ください。
フィナステリドの副作用を見る
ミノキシジルの副作用を見る
パントガール の副作用を見る

<費用的なデメリット>
AGA治療は自由診療となるので、全額自己負担での治療となります。また、効果を安定させるためにも、治療はある程度の期間継続する必要があります。1回の治療でどれぐらいの費用がかかるのか。それはどのぐらいの頻度で必要なのか、事前に試算しておくことも大切なことです。無理のない範囲で計画してみてください。

<初期脱毛のデメリット>
AGA治療を始めた直後は、一時的に毛が抜けます。これは初期脱毛と呼ばれるもので、この脱毛を経て、薬剤本来の力が発揮され、効果が実感できるようになります。もしこのプロセスを理解していないと「治療が逆効果だった」という誤解と、それに基づく後悔の念だけが残ります。
AGAの治療のプロセス(初期脱毛はどの段階で見られるか?)を見る

【効果に満足している人の特徴】後悔しないためのポイントはコレ!

では、どうすればAGA治療に後悔しないですむのでしょうか? そのために、効果を実感しているケースにどんな傾向があるかを見てみましょう。後悔しないポイントを知っていただけるかと思います。

早期に治療を開始

効果を早くに実感している人は、早期にAGA治療を始めている方が多いと言えます。なぜなら、AGAの初期に治療を始めれば、中期や末期のケースより短い期間で希望の状態への改善効果が期待できるためです。
この話を聞くと「自分はもう遅いかも…」と思う方もいるかもしれませんが、AGAでは数ヵ月で急に薄毛が進行するわけではなく、年齢とともに徐々に進行していきます。気になるまでに2年以上経過していることもざらです。過去は戻ってきません。そしてAGAは今現在も進行しています。治療を始めようと考えたときが一番の早期だと捉えて、早めに治療を開始しましょう。

AGA進行期間と治療にかかる期間の関係

AGA進行期間と治療にかかる期間の関係

AGAの進行年数と毛髪量の変化の関係

AGAの進行年数と毛髪量の変化の関係

焦らず、粘り強く、治療を継続

ヘアサイクルは年単位であり、AGAを治療するのには時間がかかります。
進行度やどこまで改善したいかなど患者さまによって個人差はありますが、即効性を期待するのではなく、気長に治療を続けることが、後悔しないポイントです。
治療開始からヘアサイクルは改善していきますが、その効果はすぐに目に見えるものではありません。加えて、治療開始数週間から1、2ヶ月は初期脱毛が起こる可能性もあるので、基本的に効果の実感までには少なくても数ヵ月、薄毛が改善したと感じるまでには6ヵ月~1年ほどはかかるとお考えください。また、治療による髪の毛の変化をわかりやすくするため、治療前の状態を写真に撮っておき、数か月ごとに写真を比較するのもおすすめです。

治療薬は医療機関で処方

後悔の原因でも触れましたが、個人輸入は偽造医薬品の可能性があります。本物であっても、管理状態などが悪く劣化していることが懸念されます。その点、医療機関で処方される薬であれば、偽物ということはあり得ませんし、流通段階からしっかり管理されたものです。それに、医師の診断に基づいて症状に合った用法・用量で服用することができます。
費用の面でも安全性の面でも、治療薬を医療機関から処方してもらうことは、後悔しないための基本事項としてとらえておいてください。

クリニックは比較して選ぶ

クリニック選びは重要です。治療効果に満足している人は、このポイントをしっかりおさえている場合が多いと言えます。ホームページの比較もそうですが、治療前のカウンセリングだけでなく、通い始めてからもしっかり相談できるクリニックであるかがポイントなので、実際にカウンセリングや診察を受けてフィーリングが合うかどうかもチェックしておくと良いでしょう。具体的には下記のような点を比較することをおすすめします。

《クリニック比較でのチェックポイント》

専門性 AGA治療を専門に行っているか(専門性が高い方が詳しい可能性が高い)
症例数や症例写真 実績はたくさんあるのか、実際に効果は出ているのか
治療法の種類 処方薬以外の治療法など、選択肢が広い方がより適した方法で治療可能
トータルの治療費 納得できる価格かどうか(安さに惑わされず内容も確認を)
カウンセリング対応 話を親身に聞いてくれるか、納得できる説明か、質問に丁寧に答えてくれるか

セルフケアにも取り組む

AGA治療の効果を早く実感している人は、セルフケアも怠っていない印象です。セルフケアと聞くと頭皮や髪の毛に対して行うイメージかもしれませんが、日常生活のスタイルを少し変えるだけでも行えることは様々あります。毎日の中で下記のようなことを意識してみるだけでも、毛髪環境は良くなるはずです。

《AGA治療を助けるセルフケアポイント》

食事 薄毛予防や育毛に欠かせないタンパク質、ビタミン、亜鉛を意識して摂取する
飲酒 亜鉛を大量消費してしまうので、過剰な飲酒は控える
タバコ 血流が悪くなるうえにDHT(ジヒドロテストステロン)が増加するため、禁煙・減煙する
運動 毛母細胞の活性化が期待できるので、適度な運動を
睡眠 成長ホルモンの分泌を促すため、睡眠の質(寝つき・深さ・寝起き)を向上させる
ストレス 自律神経やホルモンバランスの崩れが髪の毛の負担に。発散方法を考えコントロールを

AGA治療のデメリットについてもしっかり理解しておく

AGA治療を受けることで想定されるデメリットを理解し、自分はそれを受け入れられるのかを事前にシミュレーションしてみてください。治療を受けようと思われるときは良いイメージだけが先行しがちですが、デメリットも含めて検討してみてください。十分理解して納得したというプロセスは、治療を前向きに長く継続していく上で重要です。

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AGA治療で知っておきたいリスク

AGA治療で後悔しないためには、治療する上でのリスクもしっかり把握しておくことが大切です。治療薬にはどんな副作用があるのか事前に理解しておくことで、まだ症状が軽度なうちに医師に相談できるはずです。

治療薬の副作用

AGA治療薬で副作用が出る確率は数パーセントと言われており、稀な事象です。ただ、副作用のない薬は存在しません。薬の種類によっても異なりますが、主に下記のような副作用が起こり得ることは把握しておきましょう。

主な内服薬の副作用 主な外用薬の副作用
ミノキシジル
  • めまい/立ちくらみ
  • 動悸/息切れ
  • 不整脈
  • 体毛が濃くなる
  • 浮腫み など
  • 頭皮の発疹/かゆみ
  • 頭痛
  • 腫脹(腫れ)など
フィナステリド(プロペシア)
  • 肝機能障害
  • リビドー(性欲)減退
  • 勃起不全
  • 睾丸痛 など
デュタステリド(ザガーロ)
  • 肝機能障害
  • 倦怠感
  • 食欲低下
  • リビドー(性欲)減退
  • 勃起不全 など

発毛メソセラピーの副作用・リスク

AGA治療には、グロースファクター(成長因子)などの有効成分を注射器で直接頭皮に注入する「メソセラピー」を併用することも少なくありません。内服薬と同様に副作用の少ない治療法ですが、注射後にはかゆみや腫れ、赤み、内出血などの症状が現れることがあります。ただ通常は一時的な反応で、数時間、長くても数日で消えていきます。
ただ、注入成分に対するアレルギー反応の可能性は否定はできません。もし、かゆみや腫れ、赤みなどの症状が長引いたり悪化した場合は、すぐに医師に相談してください。

AGA治療で後悔しないためにはまず無料診断を

AGA治療は男性型脱毛症による薄毛を改善する有効な方法です。ただし全員が同じように満足のいく効果を実感できるわけではありません。その背景には、AGAのヘアサイクルのことや治療にかかる期間などをしっかり理解できていなかったり、自分に合った治療法を選べてなかったりと、何かしらの原因があることが多いのです。
後悔するかもと悩んでいる今も、AGAは進行しています。まずは早めに医療機関を受診し、ご不安や疑問を相談することから始めましょう。当院の無料カウンセリングでも、親身にご相談をお受けし、お一人おひとりに最適なアドバイスをさせていただいております。それが前向きに薄毛のお悩みを改善する近道であると考えているからです。お気軽にお問合せください。

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コラムのポイント

  • AGA治療で後悔するのには、知識や選択の面に原因があることが多い
  • 治療効果を実感しているケースは、早めに治療を開始し長期継続していることが多い
  • まずはカウンセリングを受けるなど、早めに不安や疑問の解消に動くのがおすすめ

引用文献