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抜け毛がひどい原因は?自然・異常脱毛の違いと薄毛対策を徹底解説

抜け毛がひどい原因は?自然・異常脱毛の違いと薄毛対策を徹底解説

抜け毛の原因は?

急に抜け毛が増えた気がする

抜け毛がひどくなった原因は、生活習慣の乱れやAGAなどの脱毛症の発症が考えられます。

抜け毛がひどくなると、誰しも不安に感じるものです。

自然な脱毛は髪の成長サイクルの一部であり、一定の抜け毛は正常な現象です。

しかし、異常な脱毛が続くと、薄毛や脱毛症の進行を招くことがあります。

本記事では、抜け毛の原因を徹底解説し、自然な脱毛と異常脱毛の違いについても説明します。

また、薄毛対策として効果的な方法も紹介し、髪の健康を守るための対策を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

髪の毛が抜けるのはヘアサイクルの一部

髪の毛は一定のサイクルを繰り返しながら成長しており、毛周期において抜け毛は自然な現象です。

髪の成長には3つの段階があり、それぞれの段階で異なる役割を果たしています。

以下は、ヘアサイクルの各段階と特徴です。

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ヘアサイクルの段階概要髪の毛の状態期間
成長期(アナゲン期)髪の毛が最も活発に成長する時期髪の毛が長く伸びる、毛根が活発に働く約2〜6年(個人差あり)
退行期(カタゲン期)髪の成長が停止し、毛根が縮小する時期髪の成長が止まり、毛根が収縮し始める約2週間
休止期(テロゲン期)髪の毛が抜け落ちる準備が整う時期髪の毛が抜け落ち、次の髪が準備される約3ヶ月

髪の毛が抜けるのは、主に休止期に入った髪が自然に抜け落ちるためであり、健康なヘアサイクルの一部です。

成長期には髪が順調に伸び、退行期では成長が停止し、最終的に休止期に入って抜け毛が起こります。

上記のサイクルを繰り返すことで、新しい髪の毛が生え、古い毛が抜けることになります。

自然抜毛と異常抜毛の見分け方

抜け毛は誰にでも起こりうる現象ですが、原因が自然なものなのか、異常なものなのかを見極めることが重要です。

自然な抜け毛はヘアサイクルの一部として正常に起こりますが、普段とは違う抜け毛が続く場合、薄毛や脱毛症の兆候かもしれません。

以下では、自然な抜け毛と異常な抜け毛の違いを解説し、異常脱毛の早期発見と対策方法についても詳しくご紹介します。

適切な判断をするためのポイントを押さえ、健康な髪を維持するためのヒントにしてください。

抜け毛の本数が多い

抜け毛の本数が多いのは、異常脱毛かもしれません。

異常な抜け毛が続くと、髪の毛の密度が減少し、薄毛や脱毛症の症状が進行します。

以下の表に、正常な抜け毛と異常脱毛の本数の違いを示します。

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抜け毛の本数解説
1日50〜100本の抜け毛ヘアサイクルの一部として自然な抜け毛
1日100本以上の抜け毛が続く場合薄毛や脱毛症の兆候、早期対策が必要
1日に数百本の抜け毛明らかな異常脱毛、早急な診断と治療を推奨

通常、1日に50〜100本の抜け毛は自然なヘアサイクルの一部です。

しかし、1日に300本以上抜け毛がある場合、AGAなどの脱毛症を発症しているかもしれません。

細く短い抜け毛

髪の毛が細く、短くなった抜け毛が多い場合、異常脱毛のサインかもしれません。

正常な髪の毛は、ある程度の太さや長さがあり、抜けた髪が再び成長する際も同じように健康な状態に戻ります。

しかし、細く短い抜け毛が増える場合、髪の毛の成長サイクルが正常に機能していないことが考えられます。

以下に、正常な抜け毛と異常脱毛の特徴を比較します。

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抜け毛の種類解説
太く長い髪が抜ける成長サイクルが正常で、髪が自然に抜ける
細く短い髪が抜ける髪の成長が停滞し、弱い毛が抜けている可能性が高い
細くて短い毛が大量に抜ける脱毛症の兆候、治療が必要な場合も

細くて短い毛が大量に抜ける場合は、早期に医師に相談することをおすすめします。

抜け毛がひどい原因

抜け毛がひどくなった、抜け毛が急に増えた場合、以下の4つの原因が考えられます。

  • 男性ホルモンの影響
  • 食べ物の影響
  • 抜け毛が多い季節のため
  • 病気や薬による脱毛

以下に、抜け毛がひどくなる原因を詳しく解説しますので、対処法を見つける参考にしてください。

男性ホルモンの影響

男性ホルモン(テストステロン)の影響は、薄毛や抜け毛の重要な要因の一つです。

特に、テストステロンが変換されてジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変化することで、髪の毛の成長サイクルに影響を与え、抜け毛を引き起こすことがあります。

以下に、男性ホルモンがどのように抜け毛に影響を与えるかを説明します。

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ホルモンの種類役割抜け毛への影響
テストステロン男性の性ホルモンで、筋肉や骨を強化する役割がある髪の成長に直接的な影響は少ないが、DHTに変換される
ジヒドロテストステロン(DHT)テストステロンが変換されるホルモンDHTが毛包に作用し、髪の成長を短縮させ、髪が細く短くなる
DHTの影響DHTは特に額や頭頂部の毛髪に影響を与える頭皮の毛包を縮小させ、髪の毛が成長しにくくなる
遺伝的要因男性型脱毛症(AGA)の進行に関与するDHTの過剰が遺伝的要因により強く影響を与える

男性ホルモンの影響は、特に遺伝的な要因と密接に関わっており、男性型脱毛症(AGA)の主な原因とされています。

DHTは毛包に作用し、髪の成長期を短縮させるため、髪の毛が細く、薄くなり、最終的には抜け落ちます。

AGAの進行を遅らせるためには、DHTの生成を抑える薬剤(例えば、フィナステリドなど)が有効です。

食べ物の影響

食べ物や飲み物が抜け毛の原因になることがあります。

例えば、以下のような食べ物を口にする機会が多い場合、髪の健康が損なわれることがあります。

  • たんぱく質やビタミン、ミネラルの栄養不足
  • 過剰な糖分摂取
  • 脂質が多い食べ物
  • 塩分の過剰摂取
  • 添加物や保存料が多く含まれる食品
  • アルコールやカフェインの過剰摂取

食生活は髪の健康に大きな影響を与えるため、バランスの良い食事を心がけ、必要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。

特に亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分などは髪にとって重要な栄養素なので、意識して摂取するようにしましょう。

抜け毛が多い季節のため

抜け毛の量は季節によって変動し、秋が1年間の中で最も多いと言われています。

少ない季節であれば、1日50本程度の抜け毛なのに対して、秋は1日200本以上抜けることもあります。

以下は、季節ごとの抜け毛の特徴です。

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季節抜け毛の特徴原因
通常の抜け毛が見られる冬の間に溜まった古い毛が抜け、次の成長期に備える
紫外線によるダメージが増える紫外線や汗による頭皮のダメージ、皮脂分泌が活発になる
抜け毛が増える春から夏にかけての成長期の髪が一斉に抜ける(季節的な抜け毛)
抜け毛が落ち着く傾向寒さによる血行不良が一因、乾燥による頭皮の乾燥が影響する

秋になると、髪の成長サイクルが変化し、成長期を終えた髪が一斉に抜けることが多くなります。

「季節的脱毛」と呼ばれ、原因としては夏の紫外線ダメージが蓄積されている説や、冬の寒さに耐えるために冬毛に入れ替わる遺伝子の名残りと言われています。

抜け毛を完全に防ぐことは難しいですが、ヘアケアや生活習慣の改善を行うことで、抜け毛を抑えることができます。

病気や薬による脱毛

病気や薬の影響で抜け毛が増えることがあります。

特に、体調が崩れて免疫力が低下していると、髪の毛の成長に必要な栄養がうまく届かなくなり、抜け毛が増えることがあります。

例えば、甲状腺の異常や貧血、自己免疫疾患などの病気は髪の毛の健康に大きな影響を与える可能性があります。

自己免疫疾患のひとつである「円形脱毛症」は、代表的な脱毛症です。

また、薬の影響も抜け毛を引き起こす原因の一つです。

特に、抗がん剤や免疫抑制剤、血圧を下げる薬、抗うつ剤など、体に強い影響を与える薬は副作用として脱毛を引き起こすことがあります。

病気や薬による脱毛は、自然に回復することもありますが、症状が長期間続く場合や、抜け毛の量が極端に増えた場合には、医師に相談しましょう。

女性特有の抜け毛がひどい原因

女性特有の抜け毛には、さまざまな原因が影響しています。

男性とは異なり、女性の抜け毛はホルモンバランスの変化や妊娠、出産、更年期などのライフステージに関連していることが多いです。

さらに、ストレスや栄養不足、生活習慣の乱れも大きな要因となります。

女性特有の抜け毛の原因を詳しく解説します。

出産後の抜け毛

出産後の抜け毛は、多くの女性が経験する現象です。

妊娠中は、ホルモンの影響で髪の毛の成長が促進され、髪の毛が増えたように感じることがあります。

しかし、出産後、体内のホルモンバランスが急激に変化することで、妊娠中に保たれていた髪の毛の成長サイクルが乱れ、抜け毛が増えることがあります。

特に、出産後2〜6ヶ月にわたって、急激に髪の毛が抜けることが一般的です。

出産後の急激な抜け毛は「産後脱毛症」と呼ばれ、通常は一時的なもので、時間が経つと髪の毛は元の状態に戻ることが多いです。

産後の抜け毛は、ホルモンの変化だけでなく、育児のストレスや睡眠不足、栄養不足なども原因として挙げられます。

体力が消耗し、栄養が不足すると、髪の毛に必要な栄養が届かず、髪の成長が鈍くなることがあります。

枕の摩擦で髪を傷めている

枕の摩擦が原因で髪が傷んでしまうことがあります。

頭と枕が接触することで、髪の毛が摩擦を受け、長い髪の毛やダメージを受けやすい髪の場合、切れ毛や抜け毛を引き起こす原因となることがあります。

枕の摩擦は、キューティクルを剥がし、髪の毛が乾燥する原因です。

さらに、枕の素材によっては摩擦が特に強くなり、髪に余計な負担をかけてしまいます。

例えば、コットンの枕カバーは吸湿性が高い反面、摩擦が強く髪にダメージを与えることがあります。

対して、シルクの枕カバーを使用することで、摩擦を減らすことができるでしょう。

また、シルクは髪の毛に必要な水分を保つ効果もあり、乾燥を防いで髪をしっとりと保ちます。

寝ている間に髪を傷める原因を減らし、健康的な髪を保ちましょう。

抜け毛がひどい場合の対策法

抜け毛がひどい場合に取り組みたい対策は以下の通りです。

  • 頭皮マッサージで血行を良くする
  • 洗浄力の強すぎないシャンプーにする
  • お風呂の後はドライヤーを使う

抜け毛がひどくなると、見た目に大きな影響を与えるだけでなく、精神的なストレスにも繋がります。

以下に抜け毛の進行を遅らせる対策法を紹介しますので、参考にしてください。

洗浄力の強すぎないシャンプーにする

シャンプー選びは、抜け毛を防ぐために重要なポイントです。

洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪や頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や刺激を引き起こす可能性があります。

頭皮が乾燥し、フケやかゆみ、炎症が発生することがあるので、洗浄力が適度なシャンプーを選ぶことが大切です。

以下に、抜け毛対策におすすめのシャンプーを紹介します。

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シャンプーの特徴説明
低刺激性頭皮への刺激を避けるため、マイルドな成分が使われているシャンプーを選ぶことが大切です。
アミノ酸系洗浄成分アミノ酸系の洗浄成分は、髪や頭皮に優しく、必要な皮脂を残しながら汚れを落とします。
無添加・自然由来成分添加物や香料が少ないシャンプーは、頭皮の敏感な人にも安心して使え、自然由来の成分で頭皮をケアできます。
保湿成分が含まれているヒアルロン酸や植物エキスなどの保湿成分が含まれているシャンプーは、髪と頭皮の乾燥を防ぎます。
pHバランスが整っている頭皮に優しいpHバランスを保つシャンプーは、過剰な油分の除去を防ぎ、健康な頭皮を保つのに役立ちます。

シャンプーの選び方に気を付けることで、髪と頭皮を健やかに保ち、抜け毛の予防に繋がります。

洗浄力が強すぎないシャンプーを選びましょう。

お風呂の後はドライヤーを使う

抜け毛対策として、お風呂の後にドライヤーで髪をしっかり乾かすことは非常に重要です。。

髪の毛を濡れたままで放置しておくと、髪の毛が湿った状態で摩擦を受けやすく、ダメージが加わりやすくなります。

まず、お風呂から出た後は、タオルで優しく髪の水分を拭き取るようにしましょう。

ゴシゴシとこすらず、髪の毛を押さえるようにして水分を取り、髪が半乾きの状態になったら、ドライヤーを使って髪を乾かします。

ドライヤーの温風を直接髪の毛に当てるのではなく、髪から少し距離を置いて温風をあてるようにしましょう。

正しいドライヤーの使い方を習慣化することで、髪にかかる負担を減らし、抜け毛を防ぐ効果があります。

抜け毛にまつわる質問集

抜け毛に関する悩みや疑問は多くの人が抱えている問題です。

遺伝やホルモンの影響、生活習慣や食事の問題など、抜け毛の原因は様々で、どう対処すればよいのか分からないことも多いでしょう。

以下に質問集を記載するので、対策方法を見つけるための参考にしてください。

40代女性の抜け毛の原因は?

40代女性の抜け毛の主な原因は、ホルモンバランスやライフスタイルの変化です。

40代女性に特有の抜け毛の原因を以下にまとめ、原因について詳しく説明します。

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原因詳細説明
ホルモンバランス更年期に近づくことで、エストロゲンの分泌が減少し、髪の成長サイクルが乱れることがあります。
ストレス仕事や家庭などでのストレスが、ホルモンのバランスを崩し、抜け毛を引き起こすことがあります。
栄養不足食事が偏ると、髪に必要な栄養素が不足し、髪が弱くなって抜けやすくなります。
生活習慣の乱れ不規則な生活や睡眠不足が頭皮環境に悪影響を与え、抜け毛が増える原因となることがあります。
遺伝的要因40代になると、遺伝的な影響も顕著になり、男性型脱毛症(AGA)のような薄毛が進行することがあります。
妊娠・出産の影響出産後のホルモンバランスの変化や育児のストレスが、40代の女性にも影響を与えることがあります。

40代の女性の抜け毛には、ホルモンの変化やストレス、栄養不足などが複合的に関わっています。

それぞれの原因に対する適切な対策を講じることで、抜け毛の予防や改善に繋がります。

抜け毛が減った理由は?

抜け毛が減る理由にはさまざまな要因があります。

生活習慣の改善や治療法の導入など、個々の状況に応じた対策が功を奏した結果、抜け毛が減少することがあります。

以下に、抜け毛が減った理由とその具体的な内容をまとめました。

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理由詳細説明
生活習慣の改善バランスの取れた食事や十分な睡眠、ストレス管理ができるようになり、髪の健康が改善された。
頭皮ケアの実施頭皮の血行を良くするためにマッサージを取り入れたり、適切なシャンプーを使うことで頭皮環境が整った。
ホルモンバランスの改善体調管理や治療法(ホルモン治療など)により、ホルモンのバランスが安定し、抜け毛が減少した。
ストレスの軽減ヨガや運動、リラックス法などでストレスを減らし、ホルモンの乱れが改善され、抜け毛が減った。
治療法の導入薄毛治療薬やサプリメントの使用、医師の指導による治療が効果を上げ、髪の成長をサポートした。
遺伝的要因の影響が軽減遺伝的な影響を受けていたが、早期に対策を取ったことで、進行を遅らせることができた。

抜け毛が減る理由は、上記のように生活習慣や治療の改善によるもので、根本的な原因に対応することが重要です。

正しい対策を講じることで、抜け毛を減らし、健康な髪を育てる環境を整えることが可能です。

髪が抜けやすい人の体質は?

髪が抜けやすい人の体質には、いくつかの要因が関わっています。

遺伝的な要素は大きく、特に男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症が影響することがあります。

また、ホルモンバランスの乱れも重要な原因です。

女性の場合、妊娠後や更年期にホルモンが大きく変動することで抜け毛が増えることがあります。

さらに、冷え性の人も髪が抜けやすい傾向があります。

冷え性は血行不良を引き起こし、髪の成長に必要な栄養素が届きにくくなるため、抜け毛を促進する原因となります。

体質的要因を把握し、できることから対策を初めましょう。

急に抜け毛が増えたと感じたらAGAクリニックに相談を

急に抜け毛が増えたと感じた場合、AGA(男性型脱毛症)の可能性があります。

特に、遺伝やホルモンの影響が強いAGAは早期に対処することで、進行を遅らせることが可能です。

抜け毛の原因がAGAであるかどうかは、自己判断が難しいため、専門的な知識を持つAGAクリニックでの診断が重要です。

クリニックでは、個別の症状に合わせた治療方法やアドバイスを提供してくれるため、早期の受診をおすすめします。

さらに、生活習慣や食事の改善も並行して行うことで、より効果的に抜け毛の進行を抑えることができます。

抜け毛が増えたとお悩みの方は、AGAクリニックに相談してみましょう。

このコラムを監修した医師

東京女子医科大学医学部 卒業
Kaplan New York Medical Course 卒業
鹿児島大学病院 勤務、研究
聖マリアンナ医科大学 勤務
東陽町駅前クリニック 勤務
Garvan Institute of Medical Research 研究
常盤台外科病院 勤務
新座志木中央綜合病院 勤務
田崎病院 勤務
楽天クリニック 勤務
某総合クリニック 勤務
スマイルAGAクリニック 院長就任

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